結局、何をしに来たのか…。21日夕にチャーター機で成田空港に“強行来日”したものの、コカイン所持罪で有罪判決を言い渡されていたことで東京入管成田空港支局の入国審査を受けていた米国のセレブタレント、パリス・ヒルトン(29)は22日、入国できないままチャーター機で成田空港を出発することになった。

 パリスは妹のニッキー・ヒルトン(26)や関係者とともにチャーター機で到着。21日深夜まで入国審査を受けた後、入国が認められないまま、成田空港内のホテルに宿泊。成田空港から5キロほどのところには「ヒルトン成田」があるが、もちろんそこには宿泊できなかった。

 22日午前に入国審査は再開されたが東京入管は入国を認めず、パリスも入国せずに離日する意向を示した。このため、パリスご一行は22日中に成田空港を出発する。

 来日は、22日に東京・六本木で、自身が世界的に展開しているオリジナルブランドの新作発表会に出席するためだった。だがイベントは21日夜に中止が決定している。

 パリスは8月に逮捕され、今月20日(現地時間)、米ラスベガスの裁判所でコカイン所持罪などで執行猶予付きの有罪判決を受けたばかり。

 日本の入管法では、薬物事件で有罪判決を受けた外国人は入国を拒否することができる。管理人注:“拒否することができる”ではなく、“すべて拒否される”が正しいと思われます(入管法5条1項5号)。上陸拒否の特例(5条の2)または上陸特別許可(12条)とならない限り、入国不可能です

(2010年9月22日夕刊フジより)

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